液晶モニタ修理奮闘記
結構前に友人から故障した液晶モニタをもらって、修理するつもりで放置していたのを思い出して開梱。
iiyama ProLite XUB2790hs ってやつで 2014年モノです。
症状は電源投入後しばらくすると映像が縦にブレると言うか点滅して再起動。
これを延々繰り返すというものです。
HDMI、DVI、D-Subどれを使っても現象は変わりません。
ちょっとググると大体こういうのはコンデンサの容量抜けということでササッと開けます。
電源基板と映像基板とスイッチ基板とスピーカと液晶パネルに分かれています。
左が電源基板、右が映像基板です。
ちなみに上記写真はコンデンサ交換済みの写真です(交換前の写真消してしまった…)
とりあえず、電源基板のコンデンサを目視チェックしましたが特に問題なし。
映像基板のコンデンサもやはり問題なし。
念の為バラした基板を接続し直して電源投入してみるとやはり現象は発生。
コイル鳴りもなし。
電源基板はこんな感じ(これは残っていた交換前の写真)。
映像基板はこんな感じ。
なんとなく電源基板に載っている大きめのコンデンサ 25V 470uF 3つ(写真の丸部)が気になる。
昔壊れた液晶モニタを修理したときに余らせたコンデンサ 25V 680uF がちょうど3つあった!
ハンダゴテ久し振りだったのでちょっと手が震えましたが無事交換。
ちょっと背が高くなったけどレギュレータの冷却板よりは背が低いので大丈夫でしょう。
さぁ、接続して電源投入!んー現象変わらずかぁ…
ん?よく見ると映像が点滅していてもバックライトは点滅していない。再起動かかるともちろん消えるけど。バックライトの異常では無いね。
試しに映像基板と液晶パネルを接続しているフラットケーブルを抜いてみると点滅が起きているかは分からないが一向に再起動しない(バックライトが消えない)。
更にスピーカとの接続、スイッチ基板との接続も外してみるがやはり再起動しない。
ってかこのスイッチ基板LED点灯しないし、どれ押しても反応しないぞ。
HDMI等入力すると電源ONになるんでスイッチ無くても良いけど…。
もう一度液晶パネルを接続すると、点滅発生した後再起動が発生。
映像信号が液晶パネルに届くと点滅後再起動するのは、どういう理屈なんでしょ???
液晶パネルが悪いとちょっと修理は無理かなぁ。同型ジャンク見つけてニコイチするか。
元々ファームウェア屋さんなのでハードウェアいじってはいたけど、液晶モニタの構造はざっくりとしか把握してないんで分からんちん。
あとやるとしたらレギュレータやコイルのハンダクラック疑ってハンダ盛るか、全コンデンサ取っ替えるか…。
とりあえず今日のところはここまでにしてやるか。